有馬記念 中山競馬場 芝2500m
キタサンブラック 3歳 牡馬 (生涯成績7戦 / 1着5回、3着1回、着外1回)
中山競馬場での成績
【3戦 / 1着2回、3着1回】
2015.3.22 スプリングS(1着)、4.19 皐月賞(3着)、9.21 セントライト記念(1着)
今年1月にデビューしたキタサンブラック。中山競馬場では重賞で2勝を上げ、皐月賞でも3着に入るなど得意としている。
皐月賞では最後の決め手にかけ3着に終わったが、2番手追走から直線坂上まで先頭争いに加わり見せ場を作り、道中後ろにつけていたリアルスティールに抜かれても、粘り強い走りを見せてくれるなど、内容は十分であった。
芝2500mでの成績
【未経験】
芝2500m未経験ではあるが、唯一着外(12着)で終わったレースが芝2400mの東京優駿。
今年の成績
【7戦 / 1着5回、3着1回、着外1回】
2015.1.31 3歳新馬(1着)、2.22 3歳500万下(1着)、3,22 スプリングS(1着)、4,19 皐月賞(3着)、5.31 東京優駿(14着)、9.21 セントライト記念(1着)、10.25菊花賞(1着)
デビューしてから破竹の3連勝、皐月賞でも複勝入りし、東京優駿では調子を落としたが、その後2連勝を飾り勝率70%超え!それになんといっても、前走で菊花賞を制しオーナーである北島三郎氏に初のGⅠ制覇をプレゼントするなど勢いがついている。
横山典弘騎手鞍上での成績
【未経験】
7戦中5戦、そしてGⅠを含む重賞3勝したときに組んでいた北村宏司騎手が左膝関節捻挫の治療で戦列を離れることになったため、代わりに横山典弘騎手と初コンビを組むことになった。やはり、一筋縄では行かない猛者が集まっている有馬記念において、初コンビということに不安はあるが、横山騎手は中山競馬場を熟知しており好走が多く、騎乗技術に非常に定評のあるジョッキー。長距離戦では騎手の腕が影響しやすいので、彼のように騎乗技術に長け、仕掛けどころを知っている騎手は特に長距離が強いと言える。
そしてオープン特別や重賞レース等レベルの高いクラスでの成績がとても優秀という大きな特徴を持っている。キタサンブラック自体も、長距離、重賞で十分に結果を残している。加えて、キタサンブラックは利口で気性が良いことで知られているため、ベテラン巧者の横山騎手となら、しっかり折り合いがつくであろう。
天下一品のレースの流れに合わせた立ち回りの巧さを持つキタサンブラック。若手騎手から尊敬する騎手に選ばれるなど、プロから見ても相当な技術を持つ横山騎手。高い技術力という同じ武器を持ち、お互い得意としている舞台なので、そこでこの初タッグが生み出す相乗効果の力に期待したい。